Hidehisa Watch
May 18, 2008
11:13pm
自己表現欲求を仕事に持ち込むべきじゃないと思うよ | 則天去私
、「なぜあなたは編集者になりたいのか?」という質問。この質問は至極ありきたりなもののように感じるかもしれませんが、実は採否を決定する上で非常に大きな意味をもっていました。
不思議なもので、この質問をすると大体100人中70~80人は「編集者になって表現がしたい」と答えます。しかし、私はその言葉を聞いただけで、瞬間的に採点欄に「×」を付けていました。
なぜなら、そんな答えをする人は確実に編集者には向いていないし、編集という仕事を勘違いしているからです。
編集者という仕事は決して自らの自己表現欲求を満たすことが仕事ではありません。それよりも、読者が何を知りたいかという一点を見据えて、読者が伝えて欲しいであろうことを伝えていくのが仕事です。
考えてみればわかりますが、自己表現なんてことを目的にしていたら、読者にお金を払って買ってもらえる本なんて一生かかっても作れません。
だから、仮にもし「表現がしたい」ってことが編集者を目指す最大の理由であれば、何もプロの編集者にならなくたっていい。自称売れない小説家にでもなるべきだし、もっと言うと仕事ではなく趣味のレベルでやればいい話。
今の時代であれば、ブログを立ち上げたり、同人誌でも作っていた方がよほど自己表現欲求を満たす近道になる。
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